ちひろさんと黒姫高原 

わらびを持つ少女

 
いわさきちひろさん

1918年福井県生まれ。生涯‘子ども’をテーマに絵本画家として精力的に活動。1966年には黒姫高原にアトリエを兼ねた山荘を建て、そこから数多くの作品が生まれました。1974年死去。その後、東京都練馬区に「ちひろ美術館」、長野県松川村に「安曇野ちひろ美術館」がオープン。今なお絶大な人気を誇っています。

 
ちひろさんの黒姫山荘ちひろ山荘外観

東京での慌ただしい生活から逃れるかのように、黒姫に移り住んだちひろさんは、この山荘で宮沢賢治の「花の童話集」を描き上げたほか、「万葉のうた」「あかまんまとうげ」などの作品を次々と制作しました。このたび、黒姫高原の森の中にあった、ちひろさんの想い出がいっぱい詰まったこの建物が、黒姫童話館の隣に移築され、一般に公開されることになりました。(山荘内部は黒姫童話館の入館券で見学できます。)また「安曇野ちひろ美術館」にも、復元された黒姫山荘があります。(内部は見られませんが、ホントにソックリに出来ています。)

 
「ちひろと黒姫」展ちひろと黒姫展

〜いわさきちひろの愛した黒姫〜と題されたこの展覧会には、黒姫で生まれた作品を中心に、1999年7月10日〜8月16日、「童話の森ギャラリー」(黒姫童話館に併設)の柿落とし展として開催されました。

「ちひろが描いた童話の世界」展

2000年8月1日〜31日、前年同様に展覧会が開かれました。今回は初期の珍しい作品や紙芝居など貴重なコレクションが集められ、多くのお客様にご覧いただきました。来年以降もちひろさんの展覧会を開いてもらえるよう、童話館の方や信濃町長にも交渉しています。

「教科書に見るちひろの世界」展ちひろ展

願いが叶いました。今年で3回目となるちひろ展。ただいま「童話の森ギャラリー」でちひろさんの描いた教科書の挿し絵を集めた展覧会が、2001年8月2日(木)〜29日(水)開かれました。

 
記念講演「母いわさきちひろと黒姫山荘の想い出」

いわさきちひろ黒姫山荘」の公開と「ちひろと黒姫展」の開催を記念して、ちひろさんのご長男で安曇野ちひろ美術館館長の松本猛氏の講演会が開かれました。ご家族から見た、ちひろさんの素顔が窺える興味深いお話でした。オーナーのレポートをご覧下さい。

 
ちひろさんの

ちひろさんの描いたこどもの絵は、見る人の心をやさしく包んでくれます。本当はこのページで、ちひろさんの絵をご紹介できれば良いのですが、著作権の問題がありますので、お許し下さい。(このページに貼ってあるのは、実は童話の森ギャラリーの「ちひろと黒姫展」のチラシなんです。)

 
ちひろ美術館情報

先日森のシンフォニーにちひろ美術館の方がご宿泊され、いろいろなお話しを聞くことが出来ました。

@安曇野ちひろ美術館に新館が今年3月1日OPENしました。柿落としには、東京のちひろ美術館の収蔵されている作品など、大々的な展覧会が開かれています。

A東京にあるちひろ美術館は開館後22年を経過し、建物の老朽化が目立つことから、2001年は1年間お休みして建て直しをすることになりました。2002年オープン予定の新館は、車イスの方やご老人でも見学しやすいようバリアフリーの設計になるとのこと。こちらも柿落としの大きな展覧会が予定されているそうです。

記念講演レポート

山荘の内部

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