ミヒャエル・エンデ特別展

〜エンデとシュタイナー〜

2003年3月20日(木)〜7月15日(火)

黒姫童話館にて

 

「永遠に幼きもの=この子ども心をなくすと、人は人でなくなります。」

と述べているミヒャエル・エンデの作品は、

子どもの世界をこえて、多くの大人にも強い共感を与えています。

これらの作品の根底にあるものは、現実を見すえたメルヘンです。

今回は、エンデのメルヘンを培った画家ファンティやドイツロマン派のノヴァーリスらとの出会い、

エンデが愛したグリム童話、笑い話の蔵書、それに、

エンデに関わる写真や原稿・書簡・著書などを集めてみました。

この特別展をとおして、豊かな夢にあふれたエンデの世界を味わってほしいと願うものです。

(黒姫童話館発行「黒姫童話館NEWS vol.12」より)

 

第3回童話館・エンデ講座

〜エンデとメルヘン〜

2003年4月〜6月 黒姫童話館にて

 

一昨年黒姫童話館では初の試みとして「エンデ講座」が開かれ、30名余の受講生に、私もいち受講生として参加させていただき、今まで知らなかったエンデの素顔や作品について、とっても詳しくなりました。

3回目となる今年も、4月から6月にかけて毎月1回の計3回開かれます。内容は最初の2回が昨年に引き続き早稲田大学の堀内美江先生によるとてもわかりやすい解説と資料を通して、エンデの作品、メルヘンの世界についての勉強会。(今回は宿題も出るそうですよ。)そして3回目は堀内先生の師でもある早稲田大学子安美知子教授による公開講座(講演会)となっています。

今まで受講された方はもちろん、今までエンデの作品を読んだことのない方も、どうぞこの機会にご参加いただければと思います。

《開講前、森のシンフォニー宛てにいただいた堀内先生からのメッセージ》
こんにちは!

「エンデ講座」のネタ仕入れ?もかねて、ドイツを2週間ほど放浪してまいりました。

が、雪の残りも堪能できるかと思いきや、雨雨また雨たまに大雪という連続で、
電車は止まるわ傘は手放せないわで、大変でした。

しかしエンデ夫人と久しぶりにお会いしてお話しながら、
また自分の中でエンデの世界を更新できたことは、
本当によかったと思っております。

今回は、エンデの作品を一度読んでみたくて、あるいは
あまり読んだことはないけれど、ちょっと興味があって、
という方を対象にしておりますので、つたない案内とは思いますが、
エンデさんの世界を御自身の世界がどこかで交差する体験が
していただけるような講座ができれば、とおもっております。


堀内美江拝

 

第3回童話館・エンデ講座〜エンデとメルヘン〜
日 程 @2003年4月20日(日)13:00〜15:00

A2002年5月25日(日)13:00〜15:00

B2002年6月15日(日)13:00〜15:00

費 用 各回とも600円(童話館に入館できます。)
定 員 @Aは30名(事前の申し込みが必要です。黒姫童話館まで。)Bは当日でも聴講できます。

 

ミヒャエル・エンデ年譜・主な作品

ミヒャエル・エンデ没後5周年特別講演レポート

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